ロバスト制御(BMIアプローチによる統合化制御系設計)

双線形行列不等式(BMI)を用いれば,制御系設計条件を統一的に記述することができます.このBMIの オプティマイザを用いることで,古くから研究されているにもかかわらず今なお完全な解法が得られていない 静的出力フィードバック補償器をはじめ,近年急速に発展してきたアドバンストなロバスト補償器まで,多種多様な 最適補償器を統一的に設計することができます.本研究室では,フォワードコンパチビリティなどの優れた特性を有する Beowulfクラスタ計算機環境を活用して,BMIの構造特性と計算機環境の並列分散性に基づく高効率な BMIオプティマイザの求解方法について研究を行っています.また,210台のノードコンピュータを並列接続した専用の Beowulfクラスタ計算機を独自に構築して,研究開発したBMIオプティマイザの求解手法および実装ソフトウエアの 実験検証を行っています.

システムの安定化
BMI
制御系設計
今後に向けて

目次
閉じる